2020年から新型コロナウィルスの蔓延によって、世界的なパンデミックとなり、私たちの生活は、一変し、様々な業種の企業だけでなく、個人の生活や人と人の関わり方にも大きく影響を受けることになりました。
2008年のリーマンショックを経験した私ですが、その当時は、主に製造業が大きく影響を受けましたが、1年程度で回復したような記憶があります。今回は、製造業だけでなく、航空業界をはじめ、JRや大型バスを運行する運輸業界も大打撃を受け、いまだに飲食業、観光業は、回復の兆しが見えない状況にあります。
このような状況下にあっても、影響を全く受けない業種もあり、それどころか通信業界や医薬品業界は、いままでにない好況を迎えている会社もあるようです。
また、国や県、市町村などが取引先となる業種である土木工事やし尿処理、廃棄物処理業などは、全くといっていいほど、影響をうけていないような印象があります。
不動産業界はというと、もちろん影響はないわけではありません。新築物件の購入などは、業績が不安定な業界の従業員は、買い控えしますし、当てにしていた賞与が支給されないどころか、休業に追い込まれ、住宅ローンの返済をできないケースもあるようです。
しかしながら、建築業界でも、私の知り合いのリフォーム会社の社長の話によると、「より衛生的に、より快適に、より安心して暮らせる家」にしたいという要望が増え、コロナ禍ならではの新しい生活様式を提案する仕事が増えているようです。
中国でコロナが蔓延していた時期は、中国国内の日本メーカーの工場も操業停止になり、お風呂やトイレの部品などが輸入できない時期もあったようですが、このコロナ禍にあって、受注件数、受注額も順調に増加し、従業員の増員や設備投資などに力をいれていらっしゃるようです。
ただ、この状況でも、安心してはいられないようで、ワクチン接種が進んでいるアメリカでは、住宅需要が急激に高まり、輸入木材の高騰により、国内木材の不足も相まって、建築業界へも大きな影が忍び寄っているとのことでした。
このコロナ禍に、開業した私たちは、かなりのチャレンジャーではないかと自負しております。皆様の「より衛生的な、より快適な、より安心して暮らせる家」を仲介できるよう、お手伝い致します。